先祖代々供養し、それを継承し続けるというお墓の考え方に、新たに自分らしさを追求するお墓のカタチが増えているようです。近年、お墓のカタチ、概念が少し変わってきました。
自分らしいお墓のカタチ
例えば、「北摂の小さなお墓」もそうですが、デザイン墓、夫婦墓、樹木葬など、自分たちの世代や思いを象徴できる、モニュメント化できるお墓などがそれにあたります。先祖を大切にしつつ、自分たちの「今」を大事にするお墓といえるでしょう。
今までの「家」という概念がゆるやかに広がり、個人を慈しむ領域が広く足されているような感じです。お墓のモニュメント化、生きた証をより大切にしたいという思いが大きくなっているのではないでしょうか。
このように「今」「個人」「生きた証」を大切にしたいと考えた場合、お墓というものは、家族、夫婦のみならず遠い親戚、友人なども一緒に埋葬したいという思いも自然と出てきます。
一般的には、大抵の霊園等のルールでは、友人などを一緒のお墓に埋葬することは極めて難しい状態ですが、一つにそれは承継という問題があるからです。もし、承継を不要とした契約の仕方ができれば、家族のみならず大切な人を一緒に埋葬ができることになります。
大阪北摂霊園の「北摂の小さなお墓」は、実はその点においても議論を重ねました。承継不要、30年の有期限(※埋葬人数4体まで)という条件を生み出したことで、これまで一緒に埋葬できなかった大切な方たちを、例えば、友人を埋葬することも可能となりました。
従来の継承にとらわれない、自分たちの生きた証として、モニュメント化できるお墓として、新たな一面を持つお墓のカタチとなっています。
現在、お墓は、世の中の大きな流れの中で、さまざまなカタチ、あり方が求められています。特に考え方が多様化する時代において、お墓をどのように残し、伝えていくのかということが取り上げられています。多様化する中において答えは一つではないからです。
つまり「どのような生き方をしてきたのか」「どのように生きていくのか」、そういう思いも考慮されるべき大切な要素になっているといえます。「生きることを前提としたお墓のあり方」、それは今を大切に生きる時代になったということではないでしょうか。
「北摂の小さなお墓」もそのような思いの一躍を担えるお墓としてご利用していただければと思います。
次回は、自然環境を守り、森の樹木を生きた証とするお墓のカタチ「樹木葬」についてお伝えしたいと思います。
(霊園現地)
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(霊園現地)
春は新緑と桜の競演。夏は深い緑とさわやかな風。秋は燃える紅葉と青い空。冬はしんしんと降る白い雪。豊かな自然に恵まれた当霊園では四季の移ろいを肌で感じることができます。